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勃起が弱い・途中で萎えるのはED?原因と泌尿器科で行う検査・治療
「以前より勃起が弱くなった」「十分に硬くならない」「性行為の途中で萎えてしまう」といった状態は、ED(勃起障害)の可能性があります。
EDは、まったく勃起しない状態だけを指すものではありません。勃起までに時間がかかる、硬さが足りない、挿入できても維持できないといった症状も含まれます。
30〜60歳の男性では、仕事のストレスや疲労などの心理的要因だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、男性ホルモンの低下などが関係していることもあります。年齢のせいと決めつけず、気になる状態が続く場合は泌尿器科へご相談ください。
EDとは
EDは「満足な性行為を行うために必要な勃起が得られない、または維持できない状態」と考えられています。
次のような症状がある場合は、EDに該当する可能性があります。
- 性的な刺激があっても十分に勃起しない
- 勃起しても硬さが足りない
- 挿入前に萎えてしまう
- 性行為の途中で勃起が維持できなくなる
- 朝立ちが以前より少なくなった
- 性欲自体が低下している
- 成功するか不安になり、さらに勃起しにくくなる
症状は毎回起こるとは限りません。体調や相手、場所によって差がある場合や、自慰では勃起できても性行為では維持できない場合もあります。

勃起が弱い・十分な勃起ができない主な原因
勃起は、脳からの性的刺激、神経の伝達、陰茎への血流、男性ホルモン、心理状態などが連動して起こります。どこか一つに問題があるだけでも、勃起の硬さや持続時間に影響することがあります。
血管や生活習慣病によるED
勃起には、陰茎へ十分な血液が流れ込むことが必要です。動脈硬化などによって血流が低下すると、十分な硬さが得られにくくなります。
関連する主な要因は次のとおりです。
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 肥満
- 喫煙
- 運動不足
- 過度の飲酒
- 睡眠不足
- 加齢
EDは陰茎だけの問題ではなく、全身の血管状態を反映している場合があります。特に、急に勃起力が低下した方や生活習慣病がある方では、血圧や血糖、脂質などの確認が重要です。
ストレスや緊張による心因性ED
30〜40歳代では、心理的な要因が大きく関係することがあります。
- 仕事や家庭のストレス
- 性行為へのプレッシャー
- 過去にうまくいかなかった経験
- パートナーとの関係
- 妊活中の緊張
- うつ状態や不安
- 睡眠不足や強い疲労
一度途中で萎えた経験があると、「また失敗するのではないか」という不安が生まれ、その不安によって勃起がさらに妨げられることがあります。
心因性EDでは、朝立ちや自慰時の勃起が保たれていることがあります。ただし、朝立ちがあるから身体的な原因が完全に否定できるわけではありません。
男性ホルモンの低下
男性ホルモンであるテストステロンが低下すると、性欲低下、勃起力低下、疲れやすさ、気分の落ち込み、筋力低下、集中力低下などが現れることがあります。
中高年男性では、LOH症候群、いわゆる男性更年期が関係している場合があります。
EDだけでなく、次のような症状を伴う場合は男性ホルモンの検査を検討します。
- 性欲が低下した
- 朝立ちが減った
- 疲れが取れない
- 意欲が湧かない
- イライラしやすい
- 筋力が低下した
- 眠りが浅い
神経の障害によるED
勃起に必要な神経の働きが低下すると、性的刺激が陰茎へ伝わりにくくなります。
原因としては、糖尿病性神経障害、脊髄疾患、脳血管障害、骨盤内手術後、前立腺がん治療後などがあります。
薬の影響
服用している薬の影響で、勃起力や性欲が低下することがあります。
一部の降圧薬、抗うつ薬、向精神薬、前立腺肥大症治療薬、男性ホルモンに影響する薬などが関係する場合があります。
ただし、自己判断で薬を中止するのは危険です。気になる場合は、お薬手帳を持参して医師へ相談してください。
泌尿器科疾患や陰茎の病気
前立腺や陰茎の病気がEDに関係することもあります。
- 前立腺がんや骨盤内手術後
- 前立腺炎
- 陰茎が曲がるペロニー病
- 陰茎の外傷
- 精巣や下垂体の病気
- 排尿障害を伴う前立腺肥大症
陰茎の痛み、硬いしこり、変形などがある場合は、泌尿器科での診察が必要です。
途中で萎えてしまう原因
性行為の途中で勃起が続かなくなる状態には、血流の低下と心理的な緊張の両方が関係していることがあります。
勃起は、陰茎に血液が流れ込むだけでなく、その血液を陰茎内に保つことで維持されます。動脈硬化や糖尿病などがあると、十分な血流を維持できない場合があります。
また、コンドームの装着時、体位を変えたとき、挿入を意識したときなどに急に萎える場合は、緊張や注意の途切れが影響していることもあります。
「途中で萎えるから心因性」と単純に判断することはできません。身体的要因と心理的要因が重なっているケースも多いため、問診や検査を通じて総合的に確認します。
EDに隠れている可能性がある危険サイン
ED自体は緊急性の高い病気ではないことが多いものの、背景に生活習慣病や心血管疾患が隠れていることがあります。
次のような場合は、早めに医療機関へご相談ください。
- 急に勃起できなくなった
- 胸痛、息切れ、動悸がある
- 歩行や運動時に胸が苦しくなる
- 糖尿病や高血圧を指摘されている
- 強い性欲低下や全身倦怠感がある
- 陰茎に痛み、しこり、変形がある
- 精巣が小さくなったと感じる
- 頭痛や視野の異常を伴う
- 骨盤内の手術や外傷後から症状が出た
狭心症などに対して硝酸薬やニコランジルを使用している方は、一般的なED治療薬を併用できません。服用中の薬は、診察時に必ず申告してください。
EDの代表的なタイプ
器質性ED
血管、神経、ホルモンなど身体的な原因によるEDです。
徐々に悪化することが多く、朝立ちや自慰時の勃起も弱くなる傾向があります。糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙歴がある方では、器質性EDの可能性を考えます。
心因性ED
ストレス、不安、緊張、過去の失敗体験などが関係するEDです。
特定の状況でのみ起こる、朝立ちはある、自慰では勃起できるといった特徴がみられることがあります。若い男性だけでなく、30〜60歳代でも起こります。
混合性ED
身体的な原因と心理的な原因の両方が重なっている状態です。
実際の診療では、器質性と心因性を明確に分けられないケースも少なくありません。例えば、糖尿病による軽い勃起力低下をきっかけに失敗への不安が生まれ、症状が強くなることがあります。
薬剤性ED
服用している薬が関係するEDです。薬の種類、服用期間、症状が始まった時期を確認し、必要に応じて処方元の医師と連携します。
泌尿器科で行うEDの検査
EDの診断では、最初から大がかりな検査を行うとは限りません。問診、身体診察、血液検査などを組み合わせて原因を検討します。
EAUの性機能ガイドラインでは、EDの初期評価として病歴・性生活に関する問診、身体診察に加え、血糖、脂質、総テストステロンなどの検査を行い、修正可能な危険因子を確認することが推奨されています。
問診
次のような内容を確認します。
- いつから症状があるか
- 勃起の硬さ
- 途中で萎えるか
- 朝立ちがあるか
- 自慰では勃起できるか
- 性欲があるか
- 射精やオーガズムに問題があるか
- 持病や手術歴
- 服用中の薬
- 喫煙や飲酒
- ストレスや睡眠状況
EDの重症度を確認するため、国際勃起機能スコアなどの質問票を使用することもあります。
身体診察
必要に応じて、血圧、体格、陰茎、精巣、体毛、前立腺などを確認します。
陰茎の曲がりやしこり、精巣の萎縮、男性ホルモン低下を疑う所見がないかを確認することがあります。
血液検査
症状や持病に応じて、次の項目を調べます。
- 血糖値
- ヘモグロビン・エーワンシー
- 脂質
- 肝機能
- 腎機能
- テストステロン
- 必要に応じて黄体形成ホルモンやプロラクチンなど
男性ホルモンは時間帯によって変動するため、午前中の採血が適している場合があります。
専門的な検査
一般的な問診や血液検査だけで原因が分からない場合、手術を検討する場合、若年者の外傷後などでは、陰茎超音波検査や夜間勃起検査などを検討することがあります。
ただし、すべての方に必要な検査ではありません。
EDは何科を受診すればよい?
EDは泌尿器科が専門です。
泌尿器科では、勃起の症状だけでなく、前立腺、精巣、男性ホルモン、排尿症状、生活習慣病との関係を含めて評価できます。
「恥ずかしい」「うまく説明できない」と感じる方も少なくありませんが、EDは泌尿器科で日常的に扱う症状です。
診察では、次のように伝えるだけでも構いません。
- 勃起が以前より弱くなった
- 硬さが足りない
- 途中で萎えてしまう
- ED治療薬について相談したい
- 男性ホルモンも調べたい
パートナーの同伴が必須ということはありません。まずは一人で受診することも可能です。
EDの治療方法
ED治療では、原因、持病、服用薬、希望する効果時間、性生活の頻度などを踏まえて治療方法を検討します。
EAUガイドラインでは、生活習慣の改善、治療可能な原因への対応、患者さんへの説明を行ったうえで、ED治療薬、陰圧式勃起補助具、注射治療などから個別に選択する考え方が示されています。
生活習慣の見直し
ED治療では、薬だけでなく血管の健康を整えることも重要です。
- 禁煙
- 適度な有酸素運動
- 体重管理
- 十分な睡眠
- 過度な飲酒を控える
- 血圧、血糖、脂質の管理
- ストレス対策
生活習慣の改善だけですぐに症状が解消するとは限りませんが、EDの進行予防や治療効果を支えるうえで大切です。
ED治療薬
一般的なED治療では、PDE5阻害薬と呼ばれる内服薬が広く使用されています。
これらの薬は性的刺激によって起こる陰茎の血流増加を助ける薬です。服用するだけで自動的に勃起したり、性欲そのものを強くしたりする薬ではありません。
薬によって、効き始めるまでの時間、効果の持続時間、食事の影響などが異なります。患者さんの生活や希望に合わせて選択します。
主な副作用として、ほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、消化不良、視覚の変化、筋肉痛などがみられることがあります。
特に重要なのが、硝酸薬やニコランジルとの併用禁忌です。併用すると血圧が大きく低下する危険があるため、狭心症の薬を服用している方は必ず医師へ伝えてください。
ED治療薬が効かない場合
一度服用して十分な効果がなかったからといって、すぐに「薬が効かない体質」とは限りません。
効果が不十分になる原因には、次のようなものがあります。
- 服用するタイミングが合っていない
- 食事や飲酒の影響を受けている
- 性的刺激が十分でない
- 緊張や不安が強い
- 用量が合っていない
- 数回試す前に中止している
- 重度の糖尿病や血管障害がある
- 男性ホルモンが低下している
服用方法を見直すことで効果を得られる場合があります。自己判断で量を増やしたり、複数のED治療薬を併用したりせず、医師へご相談ください。
心理的な要因への対応
不安や緊張が強い場合は、ED治療薬だけでなく、性行為へのプレッシャーを軽減することも大切です。
「勃起しなければならない」と考えすぎるほど、交感神経が優位になり、勃起しにくくなることがあります。
必要に応じて、パートナーとのコミュニケーション、心理的なサポート、専門機関への相談を組み合わせます。
男性ホルモン低下への対応
テストステロン低下が確認され、性欲低下や疲労感などの症状を伴う場合は、男性更年期の評価を行います。
男性ホルモン補充療法には適応と禁忌があり、前立腺、血液、心血管系、睡眠時無呼吸症候群、妊孕性への影響などを確認する必要があります。
EDがあるという理由だけで、すべての方に男性ホルモン補充療法を行うわけではありません。
その他の治療
内服薬で十分な効果が得られない場合には、陰圧式勃起補助具、陰茎海綿体注射、外科的治療などが検討されることがあります。
これらは専門的な評価が必要であり、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
ED治療薬を個人輸入する危険性
ED治療薬は、インターネット上で販売されていることがありますが、医療機関を介さない個人輸入には注意が必要です。
偽造薬や成分量が不明な薬が含まれている可能性があり、健康被害が起きても適切な対応が難しくなります。
また、硝酸薬との併用や心血管疾患の確認をせずに服用すると、重い副作用につながる可能性があります。ED治療薬は医師の診察を受けたうえで使用してください。
EDで泌尿器科を受診する目安
次のような状態が数週間から数か月続く場合は、泌尿器科へ相談する目安です。
- 勃起の硬さが低下してきた
- 性行為の途中で繰り返し萎える
- 挿入できないことが増えた
- 朝立ちが明らかに減った
- 性欲も低下している
- 妊活に支障が出ている
- ED治療薬を安全に使用したい
- 市販品や個人輸入薬を使う前に相談したい
一度だけうまくいかなかった場合は、疲労や緊張が原因のこともあります。ただし、症状が繰り返す、気になって性行為を避けるようになった、パートナーとの関係に影響している場合は、早めの相談をおすすめします。
ぐみょうじ泌尿器科のED診療
ぐみょうじ泌尿器科では、勃起が弱い、十分に勃起できない、途中で萎えてしまうといったEDの相談に対応しています。
問診をもとに、生活習慣病、服用薬、ストレス、男性ホルモン低下などの可能性を確認し、患者さんの状態やご希望に合わせて診療を進めます。
院長は日本泌尿器科学会専門医、がん治療認定医、テストステロン治療認定医の資格を有し、日本泌尿器科学会、日本排尿機能学会、日本泌尿器腫瘍学会、日本メンズヘルス医学会に所属しています。
当院は令和2年に開院し、京急本線弘明寺駅と横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅の間にある弘明寺商店街内に位置しています。両駅から徒歩約5分です。
EDは相談しにくい症状ですが、泌尿器科では珍しい相談ではありません。プライバシーに配慮しながら診療を行いますので、症状を一人で抱え込まずご相談ください。
まとめ
EDは、まったく勃起しない状態だけではありません。勃起が弱い、硬さが足りない、途中で萎えるといった症状もEDに含まれます。
原因には、ストレスや緊張だけでなく、糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、男性ホルモン低下、神経障害、服用薬などがあります。
ED治療薬は多くの方に使用される治療選択肢ですが、持病や服用薬によっては使用できません。特に硝酸薬やニコランジルを服用している方は、ED治療薬との併用ができないため注意が必要です。
症状が続く場合は年齢のせいと決めつけず、泌尿器科で原因を確認しましょう。
EDに関するQ&A
Q1.途中で萎えてしまうだけでもEDですか?
はい。挿入後に勃起を維持できず、性行為の途中で繰り返し萎えてしまう状態もEDに含まれます。心理的な緊張だけでなく、血流低下や生活習慣病が関係することもあるため、症状が続く場合は泌尿器科へご相談ください。
Q2.朝立ちがあればEDではありませんか?
朝立ちが保たれていても、性行為の際に十分な勃起が得られない、または維持できない場合はEDの可能性があります。朝立ちの有無は原因を考える参考になりますが、それだけで診断することはできません。
Q3.ED治療薬を飲めば必ず勃起しますか?
ED治療薬は、性的刺激に伴う陰茎への血流を助ける薬です。服用するだけで自動的に勃起する薬ではありません。体調、食事、服用方法、基礎疾患などによって効果には個人差があります。
Q4.ED治療薬は心臓に悪いのでしょうか?
すべての方に危険というわけではありませんが、心臓病の状態や服用薬によっては使用できません。特に硝酸薬との併用は禁忌です。胸痛、息切れ、心疾患の治療歴がある方は、必ず医師へ申告してください。
Q5.EDの診察では陰部を必ず見せる必要がありますか?
すべての方に陰部の診察を行うわけではありません。まずは問診で症状、持病、服用薬などを確認します。陰茎の痛み、しこり、曲がり、精巣の異常などが疑われる場合には、必要性を説明したうえで診察を行います。
EDのご相談はぐみょうじ泌尿器科へ
勃起が弱い、十分な硬さが得られない、途中で萎えてしまうといった症状が続く場合は、泌尿器科でご相談ください。
ぐみょうじ泌尿器科は予約優先制です。WEB予約を推奨していますが、予約外での受診も可能です。

ぐみょうじ泌尿器科
〒232-0067 神奈川県横浜市南区弘明寺町137-6
TEL:045-326-6212
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月・火・木・金:9:00〜12:00/15:00〜18:00
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