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前立腺肥大症とは?原因・症状・検査・治療まで泌尿器科専門医がわかりやすく解説
「尿が出にくい」「夜中に何度もトイレに起きる」などの症状は、年齢とともに増えてくる代表的な悩みです。
その原因のひとつとして多いのが前立腺肥大症です。
前立腺肥大症は中高年男性に非常に多く、日本泌尿器科学会のガイドラインでも加齢とともに有病率が上昇する疾患とされています。
症状を我慢してしまう方も少なくありませんが、適切な診断と治療により生活の質(QOL)の改善が期待できるケースも多いです。
症状概要
前立腺肥大症では、以下のような排尿症状が現れます。
排尿時の症状(排出症状)
- 尿の勢いが弱い
- 排尿に時間がかかる
- 途中で尿が途切れる
- いきまないと出ない
排尿後・蓄尿時の症状
- 残尿感
- 頻尿(昼・夜)
- 急に強い尿意がくる(尿意切迫感)
- 夜間頻尿(夜に何度も起きる)
これらは「男性下部尿路症状(LUTS)」と呼ばれ、前立腺肥大症の代表的な症状です。

主な原因(良性+悪性)
良性の原因
- 前立腺の加齢性肥大
- 男性ホルモン(テストステロン)の影響
- 前立腺内の組織増殖
前立腺は膀胱の出口を取り囲む臓器のため、肥大すると尿道が圧迫され、尿の流れが悪くなります。

注意すべき悪性疾患
- 前立腺がん
- 膀胱がん
- 尿道狭窄
特に前立腺がんは症状が似ていることもあるため、鑑別が重要です。
危険サイン
以下の症状がある場合は早めの受診が推奨されます。
- 血尿がある
- 尿が全く出なくなった(尿閉)
- 強い排尿痛
- 発熱を伴う
これらは感染症や腫瘍、急性尿閉などの可能性があります。
代表疾患解説(前立腺肥大症)
前立腺肥大症は、前立腺の内側(移行域)が肥大し、尿道を圧迫することで症状が出現します。
日本泌尿器科学会のガイドラインでは
- 症状評価(IPSS)
- 前立腺体積
- 尿流量
などを総合的に判断し、治療方針を決定するとされています。
加齢とともに進行する傾向がありますが、進行速度には個人差があります。
検査
前立腺肥大症の診断では、以下の検査を組み合わせて行います。
- 問診(症状スコア評価)
- 尿検査
- 血液検査(PSA)
- 超音波検査(前立腺サイズ)
- 尿流測定
- 残尿測定
必要に応じて膀胱鏡検査などを行うこともあります。
泌尿器科受診理由
前立腺肥大症は放置すると
- 症状の悪化
- 膀胱機能の低下
- 尿閉
- 腎機能への影響
につながる可能性があります。
早期に評価することで、軽症の段階でのコントロールが可能になります。
受診目安
以下に該当する場合は受診をおすすめします。
- 排尿の勢いが弱くなってきた
- 夜2回以上トイレに起きる
- 残尿感がある
- 日常生活に支障が出ている
症状が軽くても、進行予防の観点から相談することが重要です。
当院診療(ぐみょうじ泌尿器科)
ぐみょうじ泌尿器科では、前立腺肥大症に対して
- ガイドラインに基づいた評価
- 症状・生活背景に合わせた治療選択
- 薬物療法を中心とした初期治療
を行っています。
京急本線・地下鉄ブルーライン弘明寺駅から徒歩約5分、通院しやすい立地です。
予約優先制ですが、当日受診にも対応しています。
院長は
日本泌尿器科学会専門医・がん治療認定医として、前立腺疾患全般に対応しています。
まとめ
前立腺肥大症は中高年男性に多い一般的な疾患ですが、放置すると生活の質を大きく低下させることがあります。
- 排尿トラブルは早めの評価が重要
- 前立腺がんとの鑑別も必要
- 適切な治療で症状改善が期待できる
気になる症状がある場合は、無理に我慢せず専門医に相談することが大切です。
排尿の違和感や頻尿でお悩みの方は、早めのご相談をおすすめします。
ぐみょうじ泌尿器科では、専門医が丁寧に診療いたします。
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