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尿失禁に対する磁気刺激治療(フェミゾン治療)|産後女性・高齢女性の新しい選択肢
「くしゃみや咳で尿が漏れる」「トイレが間に合わない」
このような尿失禁は、産後女性や高齢女性にとって非常に多い悩みのひとつです。
近年、薬や手術以外の選択肢として磁気刺激治療が注目されています。
身体への負担が少なく、通院で受けられる治療として関心が高まっています。
本記事では、ガイドラインに基づきながら、尿失禁と磁気刺激治療についてわかりやすく解説します。
症状概要
尿失禁とは、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまう状態です。
主なタイプは以下の通りです。
- 腹圧性尿失禁:咳・くしゃみ・運動時に漏れる
- 切迫性尿失禁:急に強い尿意が起こり間に合わない
- 混合型:両方の特徴を持つ
産後女性では骨盤底筋のゆるみ、高齢女性では加齢や膀胱機能の変化が背景になります。
主な原因(良性+悪性)
良性原因
- 出産による骨盤底筋のダメージ
- 加齢による筋力低下
- 過活動膀胱(膀胱が過敏になる状態)
- 女性下部尿路症状
悪性・注意すべき原因
- 膀胱がん
- 神経疾患(脳梗塞・脊髄疾患)
- 重度の骨盤臓器脱
危険サイン
以下がある場合は早めの受診が重要です。
- 血尿がある
- 急激に悪化した尿失禁
- 排尿時の強い痛み
- 排尿できない(尿閉)
代表疾患解説
腹圧性尿失禁
骨盤底筋のゆるみが原因で、産後女性に多いタイプです。

切迫性尿失禁(過活動膀胱)
急激な尿意が特徴で、高齢女性に多く見られます。
日本では患者数が非常に多く、QOL低下の原因とされています。

検査
泌尿器科では以下のような検査を行います。
- 問診・排尿日誌
- 尿検査
- 超音波検査
- 必要に応じて膀胱機能検査
症状のタイプを正確に判断することが治療選択に重要です。
尿失禁は「年齢や出産のせい」と思われがちですが、
治療可能な疾患であることが多いです。
適切な診断により、
- 行動療法
- 薬物療法
- 物理療法(磁気刺激など)
といった選択肢を組み合わせることができます。
受診目安
以下に当てはまる場合は受診をおすすめします。
- 1日に数回以上尿漏れがある
- 外出が不安になる
- パッドが必要になっている
- 出産後から改善しない
当院診療(磁気刺激治療の特徴)
ぐみょうじ泌尿器科では、尿失禁に対して磁気刺激治療に対応しています。(料金などはこちら)
■ 磁気刺激治療とは
椅子型の装置に座るだけで、骨盤底筋に磁気刺激を与え、
筋肉の収縮を促す治療です。

■ 特徴
- 服を着たまま施術可能
- 痛みが少ない
- 手術不要
- 産後女性・高齢女性にも適応しやすい
■ 作用機序
磁場により神経を刺激し、骨盤底筋の収縮を誘導
→ 筋力改善・尿道閉鎖機能の向上を目指す
■ ガイドライン上の位置づけ
行動療法(骨盤底筋訓練)を補助する治療として位置づけられ、
難治例では選択肢の一つとされています。
まとめ
尿失禁は非常に一般的な症状ですが、適切な診断と治療で改善が期待できます。
特に
- 産後女性:骨盤底筋の回復が重要
- 高齢女性:膀胱機能+筋力低下の両面対応が必要
磁気刺激治療は、これらの背景に対して負担の少ない治療選択肢のひとつです。
尿漏れのお悩みは我慢せずご相談ください。
症状に合わせて無理のない治療をご提案します。
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