過活動膀胱は年々増加傾向にあり、現在では40代以上の男女の8人に1人が何らかの症状に悩まされていると言われています。
膀胱は正常であれば300~500mlくらい尿をためることができ、膀胱に200ml前後の尿がたまると尿意を感じ始めます。
しかし様々な理由で尿が膀胱に十分にたまっていないのに、突然我慢できないような強い尿意を感じることがあります。
このような病態を過活動膀胱といい、トイレが近い、排尿を我慢できない等の症状が起きます。中には我慢できず漏れてしまう人もいます。
原因は加齢や膀胱機能の低下など様々あり原因不明のものも少なくありません。
過活動膀胱は中高年の女性に非常に多く、男性でも前立腺肥大症に合併することで知られています。
最近では過活動膀胱に対して有効な薬がたくさん出てきています。内服で多くの方が改善すると言われています。
2020年4月よりボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法が保険適応となり、治療の選択肢が増えてきております。
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